わら家の豆知識
知っているようで意外と知らない、わら家の商品に関する豆知識です。
ざいごうどん
いなかうどん
ざいごうどんの“ざいご”とは「在郷(ざいごう)」(田舎・郷里にいる、といった意味)が訛った言葉です。直訳すれば、“いなかうどん”となります。
この「ざいごうどん」はわら家の登録商標です。
江戸時代の茅葺屋根の農家を移築した店でお召し上がりいただく“ざいごうどん”は、まさに田舎を思い出させる味ではないでしょうか?
茅葺き屋根のシチュエーションも含めての“いなかうどん”を存分にお楽しみください。
釜あげうどんとは
釜あげうどん
釜あげうどんは茹でたうどんを釜湯と共に直接器に移したうどんのことをいいます。
釜あげうどんをメインメニューに挙げている店は香川の中でも少数です。
湯だめうどんのように、冷水で締める工程がないため、麺の表面は柔らかくなります。
ですから、麺の弾力・コシを出すため、他のうどん以上に麺を鍛え、生地の熟成時間と保管温度に細心の注意を払わなければなりません。
茹でる時間も、生地の状態から細かな調整を行う必要があります。
まさに職人の腕を試される一品です。
「コシ」とは
うどんのコシ=歯ごたえ
粘り、弾力、噛むときの歯ごたえのことです。
歯ごたえがあるほど、コシがあるといいます。小麦粉に含まれるグルテンなどのたんぱく質が絡み合う事によって、コシが強くなります。
作る時の、温度、塩加減、水加減、こね加減などが複雑に関係します。
釜
釜
わら家のうどんは、大きな釜で茹でています。
羽釜といい、釜の上部に羽のようなつばがついています。
この釜を利用すれば、40升ものお米が一度に炊けます。
口径が68㎝で、180リットルもの水が入ります。
わら家には、この釜が2つあり、1つの釜で一度に100食分のうどんを茹でることができます。
生うどんの特徴
生うどん
乾燥工程を行っていないうどんです。
乾燥させたうどんに比べ、麺に水分を多く含んでいるため賞味期限が短く、わら家の生うどんは約1ヶ月間です。
わら家の店舗で召し上がっていただく味を、ご家庭でも味わっていただけます。
釜あげうどんでお召し上がりいただくと、生うどん本来の味が楽しめます。
生醤油とは
わら家の生醤油
生醤油は「きじょうゆ」と読み、火入れをしていない醤油のことです。加熱をしていないので酵母が生きていて、でんぷん質を食べて旨味成分を作りだします。
ただ、そのままボトルにいれてしまうと酵母がガスを出し、破裂してしまうので、実際は火入れをしてガスが発生しないようにしています。 わら家で販売している生醤油は、本来の舌触りや香り、色艶、味に限りなく近づけておつくりしています。
生醤油うどんとは
生醤油の由来
生醤油うどんは「きじょうゆうどん」と読みます。
生醤油うどんの由来ですが、一説では、昔は各家庭で醤油を作っていたそうで、その醤油(火入れしていない生醤油)で食べるうどんを生醤油うどんと呼ぶようになったそうです。
しょうゆ豆
しょうゆ豆の由来
うどんと共に香川県の郷土料理の一つである「しょうゆ豆」は、乾燥させた空豆を炒り、熱々のまま醤油やみりん、唐辛子などを合わせた調味たれに漬け込んで作られます。
煮豆とは違い、口の中に入れるとポロッとほぐれる食感が楽しめます。
この「しょうゆ豆」は皮ごと食べることができます。(皮には食物繊維が豊富に含まれています)

その昔、八十八カ所参りをしていたお遍路さんが、村の人からもらった空豆を炒って食べようとしました。その時炒られて弾けた空豆が、近くにあった醤油壷に飛び込んでしまったのですが、食べてみたら思いのほか美味しかったことが「しょうゆ豆」の始まりと言われています。
香川県では空豆が豊富に栽培されていたこと、小豆島などで美味しい醤油が作られていることも相まって、しょうゆ豆が広まっていったと言われています。